5月10日に開催された羽生善治竜王の「永世七冠」「国民栄誉賞」の祝賀会
お久しぶりです。棋士の田丸です。
このブログの更新を半年ほど休んでいましたが、
このたび再開することにしました。
5月10日に羽生善治竜王の「永世七冠」と「国民栄誉賞」を称える祝賀会が東京都千代田区の帝国ホテルで盛大に開催され、約1000人の参加者が快挙を祝いました。
これらの写真は、会場のスクリーンに映ったものを撮りました。
祝辞を述べた京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長。『人間の未来 AIとの未来』(羽生善治・山中伸弥共著)という著書が今年2月に講談社から刊行されました。「ひらめき」の正体、世界で通用する人材、人間の不老不死など、2人が多岐にわたって熱く討論する内容です。
ある棋戦関係者の話によると、羽生はタイトル戦の対局場の自室に本を置き忘れたことがあり、それはiPS細胞とチェスに関する内容だったそうです。知識欲がとても旺盛なのです。
お祝いの鏡開き。右から作家の林真理子、羽生とともに国民栄誉賞を受賞した囲碁棋士の井山裕太七冠、羽生竜王、山中所長など。
ビデオ録画で羽生を祝福した長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督。長嶋は1995年2月に放送された『長嶋茂雄と戦後50年』という番組で羽生六冠(当時)と対談し、羽生将棋について「映像と感性で指しているそうですが、それこそ右脳感覚です。また、厳しい戦いの中で、一手にロマンをかける魅せる将棋だそうで、いいですね」と絶賛しました。
【追記・5月27日(日)に放送されるNHK杯戦の番組(Eテレ・午前10時30分~)で、田丸が解説者として出演します】
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コメント
先生に何かあったのかと?再開されてよかったです。ただ、私が再開1号なのかどなたも書かれていません。皆さん「あきれていたのかどうか?」さてさて再開はじめのネタにしては古いのではないだろうか。あまりここでべたな「よいしょ」はいけないので。ラストの「4段藤井本」からもはや7段藤井の話になっていますので先生もどうされたのやら、病気?などプライベートな何か?それはいいか。中断するときは「中断する向きのコメント」が欲しかったのは私だけだっただろうか・・・今後も期待してお待ちします。
投稿: 千葉霞 | 2018年5月25日 (金) 17時49分
再開、お待ちしていました。
投稿: Lemon | 2018年5月25日 (金) 23時32分
再開か?とりあえずはいいのではないか。将棋界は先に行っているけれど、これからも先生しか取材できない記事を期待しています。
投稿: 田舎棋士 | 2018年5月26日 (土) 18時33分
田丸先生が井出さんの解説をしているので、久しぶりにブログを見に来たらブログが更新されていました。
田丸先生の予想通りに、やはり井出さんの四けん飛車ですね。
また時々ブログの更新をして下さるようですので、時々見に来ますね。
投稿: けん | 2018年5月27日 (日) 10時42分