将棋棋士 田丸昇の と金 横歩き

2017年10月26日 (木)

田丸が藤井四段に関する書籍を11月に刊行、弟子の井出四段と小高女流3級の活躍

皆さん、お久しぶりです。2ヵ月半ぶりのブログ記事の更新です。

じつは8月から10月にかけて、藤井聡太四段に関する書籍の執筆に取り組んでいました。表題、出版社、主な内容などについては、まだ明らかにできませんが、11月下旬に刊行できる運びになりました。

藤井四段に関する書籍は、「天才棋士降臨・藤井聡太」(日本将棋連盟)、「藤井聡太 新たなる伝説」(別冊宝島)、「藤井聡太 名人をこす少年」(津江章二・日本文芸社)、「中学生棋士」(谷川浩司・角川新書)など、8月から9月にかけて続けざまに刊行されました。いずれもよく売れているそうです。

私が刊行する書籍は時期的にやや出遅れた感はありますが、自分の持ち味を生かして、藤井四段に関する多彩なエピソードと情報を盛り込みました。11月になったら、具体的な内容を改めてお伝えします。

私の弟子の井出隼平四段と小高佐季子女流3級が盤上で活躍しています。

井出四段は王位戦の渡辺明竜王との対局で、現代では少数派の「ノーマル四間飛車」を用いると、相手の居飛車穴熊を見事に粉砕して快勝しました。局後の検討では、渡辺竜王は中盤以降に良くなる場面はなかったそうです。中飛車や三間飛車が主流の中で、かつては大人気だった四間飛車の旗をずっと掲げてほしいものです。

井出四段は加古川青流戦で藤井四段にも勝ちました。井出の三間飛車に藤井の左美濃という戦型から、井出は攻め込まれて苦戦を強いられました。しかし中段に2回も角を打つ粘り強い指し方で奮闘し、機を見て反撃に出て藤井四段に勝ちました。

井出四段はその勢いを駆って加古川青流戦の決勝に進出しました。10月下旬に兵庫県加古川市で行われた西田拓也四段との決勝三番勝負では、井出は第1局に勝ちましたが、第2局と第3局に連敗して、昨年に続いての連続優勝は成りませんでした。しかし、いずれも大熱戦でいい内容でした。

小高女流3級は今年7月に15歳でデビューして以来、好成績を残しています。9月には女流王位戦で香川愛生女流三段に勝つ殊勲を挙げました。この調子で勝ち進み、正式な女流棋士と認定される女流2級に昇級することを願っています。

井出四段とと小高女流3級には、「負けてたまるもんか(田丸門下)」の精神で頑張ってほしいものです。

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コメント

田丸先生、久しぶりの更新有難うございます。
新刊が出るそうで 楽しみにしております。

お弟子さんの井出四段は、加古川清流戦で大活躍でしたね。
藤井四段に勝ち二年連続の決勝進出とは立派です。
また来年は優勝して欲しいと思います。

投稿: 五平餅 | 2017年10月28日 (土) 10時05分

負けてたまるもんか(田丸門下)ですか。
ピッタリで面白いですね。
お弟子さんたちにはぜひその不屈の精神で活躍して欲しいと思います。

井出四段は渡辺竜王にも藤井四段にも勝ったのですね。凄いですね!
小高3級は香川さんに勝って、これも凄い!
田丸門下は前途洋々ですね。

投稿: フライドポテト | 2017年10月28日 (土) 16時17分

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