将棋棋士 田丸昇の と金 横歩き

2014年12月29日 (月)

森田正光さんの金星、長野での出会い、宮古で観光、女流棋士会イベントの写真

森田正光さんの金星、長野での出会い、宮古で観光、女流棋士会イベントの写真

この1年間にあったことを写真で紹介しながら、今年を振り返ってみます。

私の友人で将棋を愛好するお天気キャスターの森田正光さんを、東京・荻窪「将棋サロン荻窪」に3月に案内しました。この将棋サロンには、棋士・女流棋士・奨励会員がよく来て勉強しています。当日は4月1日付で女流棋士になった和田あき女流3級が来ていて、森田さんと指してくれました。森田さんはアマ三段の棋力がありますが、平手の手合いなので和田女流が圧勝しました。続いて2局目は、和田女流が少し緩めて指したのと、森田さんが実力以上の指し方をしたので、森田さんが見事に勝って金星を挙げました。

私は、和田女流は若いけど(当時16歳)、話がわかる優しい少女だと感心しました。和田女流にとって指導対局で負けたにすぎませんが、森田さんにとって夢のような話なのです。その後、和田女流は女流棋戦で活躍して、早くも初段に昇段しています。いずれタイトルを獲得すれば、森田さんの金星は終生の宝物になります。

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私が主宰している11月の懇親会の場で、森田さんは東京大学の大学院生(建築学専攻)でマイナビ女子オープンなどの女流棋戦に特別参加して活躍した鎌村ちひろさんと指しました。白ワインを飲みながらのリラックスした雰囲気でしたが、鎌村さんの指し手は厳しく、森田さんを圧倒しました。ちなみに写真の中央・奥は俳優の森本レオさんです。

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3月に将棋大会の審判と指導で長野市を16年ぶりに訪れました。長野県は私の生まれ故郷なので、懇親会では懐かしい人たちと再会しました。中でも高野学さんには、私が若い頃にお世話になったものです。高野さんは以前、長野の自宅に棋士を招いてみっちりと指導を受けました。私も20歳の頃、3日ほど滞在して将棋を指すことがよくありました。とても研究熱心な方なので、教えるというよりも共同で研究する感じでした。そしていつも多額の謝礼をいただきました。無収入の奨励会員にとって、とてもありがたいことでした。高野さんは全日本アマ名人戦に5回も出場した実力者で、1967年にはベスト8の実績を挙げました。86歳の今もシニア名人戦の全国大会に出場するなど、選手として活躍しています。

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長野市の懇親会で、将棋を愛好する戸枝洋子さんという女性から「私たちは同年の同じ誕生日(1950年5月5日)なんですよ」と声をかけられました。今までに同じ誕生日の人とは何人か会いましたが、まったく同じ誕生日の人とは初めてでした。私が「囲碁の井山裕太名人と将棋の室田伊緒女流二段は同年の誕生日のよしみで結婚しました。私たちも若い頃に知り合っていたら…」と言うと、戸枝さんは「私は勝負師の妻になっていましたかね」と応じて、和やかに談笑しました。

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6月に岩手県の久慈に将棋の指導で訪れたとき(6月18日・23日のブログ参照)、東日本大震災で不通になっていた三陸鉄道北リアス線が今春に開通したので、すぐに帰京しないで久慈から乗って宮古に向かい、宮古で泊まって観光しました。

森田正光さんの金星、長野での出会い、宮古で観光、女流棋士会イベントの写真

宮古からほど近い景勝地の浄土ヶ浜です。江戸時代にこの一帯を訪れた僧が、その美しさに感嘆して極楽浄土のようだと七言絶句を詠んだことから、この地名が付きました。私が訪れた日はあいにくの雨でしたが、かえって幻想的な雰囲気でした。なお昨年の名人戦(森内俊之名人―羽生善治三冠)第3局が近くのホテルで行われました。

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小舟に乗って浄土ヶ浜の島々を巡ると、観光客が与える特製のパンを求めて、ウミネコが群がってきました。私が初めて見たウミネコはとても機敏で、パンを投げると素早く飛びついて口にくわえました。

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11月に女流棋士会が主催した将棋イベントでの光景。この会の協賛者で精神科医の曽根維石さんが、4人の女流棋士(右から飯野愛女流1級、室谷由紀女流初段、安食総子女流初段、本田小百合女流三段)にどんな夢を見るかという質問をして、その回答で女流棋士たちの深層心理を分析するという企画でした。中でも安食女流の回答はとてもユニークで、会場は爆笑続きでした。「アジアジ」な雰囲気が漂う楽しい会となりました。

今年もあとわずかとなりました。来年もこのブログのご愛読をよろしくお願いします。ではみなさん、よいお年を迎えてください。

 

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コメント

あけましておめでとうございます。今回もほっとする記事ですね。正月の将棋番組が少ないのには残念な思いです。「女流バトル」はよかったです。羽生名人の解説はズバズバとあたり、また指す女流も羽生名人のとおりに指すのです。女流の強くなったことが分かります。フリーになった中井さんは強いですね。600勝でしたか、間近になっていると記憶しています。連盟では表彰はされないのかな?清水さんもそれに近いですが、憎っくき「女子プロ…」をお辞めになったのだから「心を広く」を求めたいですね。また、里見さんはどうされたのでしょうか?病気なのでしょうか。三段リーグはお休み、女流戦の方は復帰されるらしいですが、タイトル保持のままだったり、無理して防衛戦をされたりと連盟の運営もおかしいですね。タイトルは一旦返上か暫定タイトル保持者をつくり、体調全快となったところで王者決定戦を行うなどされた方がいいと思われます。ご検討を期待します。

投稿: 千葉霞 | 2015年1月 3日 (土) 15時59分

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