将棋棋士 田丸昇の と金 横歩き

2009年11月19日 (木)

森田正光さんの気象解説の原型は将棋番組

森田正光さんの「お天気」将棋
「紅葉はとてもきれいですが、木が自分の老廃物や排泄物を葉に混ぜて地上に落としたもの。だから紅葉は1年に1回のウンコなのです」「今年はネズミ年なので、お天気にチュー意しましょう」

テレビの気象番組といえば、実直そうな気象協会の人が歳時記風にほのぼのと語るのが定番でした。それだけに、夕方の食事時にウンコの話をしたりダジャレを飛ばす、こんなユニークな解説を以前に聞いたとき、私は変わった気象予報官がいるものだと思いました。その人が、お天気キャスターの草分けの森田正光さんでした。

森田さんは1992年、気象協会を辞めてフリーのお天気キャスターとして独立し、以前から出演していたTBSテレビと専属契約を結びました。仲間には「2年でぽしゃる」と言われたそうです。でも93年の異常気象や気象予報士試験などの社会的話題が追い風となり、業績は順調に伸びていきました。今では、スタッフ40人を抱える気象予報会社の代表になっています。

写真のように、森田さんは将棋が大好きで、じつに楽しそうに指します。20代のころから将棋に熱中し、将棋クラブによく通いました。ある年にボーナスの大半をはたいて高額な将棋盤を衝動で買うと、奥さんにひどく怒られたそうです。

森田さんはテレビの将棋番組を見ていて、芹沢博文(九段)の解説が面白かったそうです。芹沢は弁舌が達者でしたが、内藤国雄(九段)と米長邦雄(永世棋聖)の対局を「国を(クニオ)挙げての戦い」とダジャレで言ったり、話がやたらと脱線していい加減なところがありました。しかし専門的な部分はびしっと決め、それがカッコよかったそうです。森田さんは若いころ、自分もあんな天気予報をしたいと思いました。つまり森田さんの気象解説は、将棋番組が原型となっているのです。

私は森田さんと14年前に初めて会いました。それ以来、同年のよしみもあって親しく付き合っています。森田さんの棋力は三段ぐらい。玉の守りを堅くしてから激しく攻める将棋です。先日の「異業種交流将棋会」では政治評論家の田中秀征さんと指し、勝ったり負けたりのいい勝負でした。

台風が来た日の夕方のニュース番組で、堀尾キャスターが森田さんに「森田さんの人生にも嵐の時期があったようですが、今は雲ひとつありません」と意味深に言いました。じつは、森田さんは以前に写真誌のターゲットにされた一件があったのです。その森田さんと私は、来年に還暦を迎えます。お互いにたまには「マドンナ台風」に見舞われたいですよね…。

次回は、菅直人さんと田中秀征さんが厚生大臣室で将棋を指した話。

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コメント

常々興味深く拝見しております。
最近、事務局で某職員氏にも閲覧を勧めて差し上げました。

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といった丁寧なご案内を頂き、指示通りで取り急ぎ登録出来ました。
田丸先生も、【AUTO-DISCOVERY】に関し管理画面からご確認なさっては如何でしょうか。
私の時には、各URLを登録して完了した様に記憶しております。

それでは、今後とも応援申しあげつつ失礼します(ご確認の後に削除して戴いて構いません)。

投稿: 窪田義行 | 2009年11月22日 (日) 19時24分

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