将棋棋士 田丸昇の と金 横歩き

2009年10月

2009年10月29日 (木)

タイトル戦の立会人は重要な職務だが、退屈になるほど平穏なのが望ましい

「立会人はどんな仕事をするのですか」という『五平餅』さんのコメントがあったので、それを簡単に説明しよう。 タイトル戦では2人の棋士が「立会人」として対局を見届ける。正立会人はベテ...続きを読む

2009年10月26日 (月)

豪快な「反則手」で注目された石橋幸緒女流王位の次の対局で、立会人として見た石橋の意外な様子

先週の21日に女流王位戦(石橋幸緒女流王位―清水市代二冠)第3局が福岡県飯塚市で行われ、私は立会人を務めた。 石橋は第2局の終盤で、六段目の角が四段目の自分の歩を飛び越えて敵陣の...続きを読む

2009年10月22日 (木)

対局での遅刻時間は持ち時間から3倍引き。最長1時間の遅刻で不戦敗の囲碁に比べて甘い将棋の対局規定

前回は、先週のタイトル戦で女流棋士が犯した反則をテーマにした。その反則には「二歩」「王手うっかり」「駒の動き方を間違える」「2手続けて指す」など、盤上の指し手による例が多い。盤外で...続きを読む

2009年10月19日 (月)

石橋幸緒女流王位がタイトル戦で角による豪快な「反則手」で勝局がふいになる

今月14日に行われた第20期女流王位戦五番勝負(石橋幸緒女流王位―清水市代女流二冠)第4局で珍事が起きた。石橋が終盤の局面で、六段目の角を四段目の自分の歩を飛び越えて敵陣の二段目に...続きを読む

2009年10月15日 (木)

師匠の長年の悲願は高弟・米長邦雄の名人獲得。7回目の挑戦で名人になった米長の心境は「菜の花は薹が立ってから花が咲く」

私の師匠の佐瀬勇次名誉九段には、弟子が11人、孫弟子が11人いる。今や、将棋界きっての大きな一門だが、人数だけでなく顔ぶれもすごい。 弟子は棋士になった順に、米長邦雄永世棋聖、西...続きを読む

2009年10月12日 (月)

師匠の佐瀬勇次名誉九段の弟子は米長邦雄永世棋聖など11人

私の師匠は佐瀬勇次名誉九段。現役時代は目立った活躍がなかったので、知らない人が多いと思う。師匠は青年時代に7年間も軍隊生活を余議なくされ、棋士として大きく後れを取った。だからその分...続きを読む

2009年10月 8日 (木)

弟子との対局でまたも「恩返し」された師匠の私

将棋界と相撲界は、ともに日本の伝統的競技として、何かとよく比較された。確かに、勝負の形式や用語には、共通点がいくつかある。 棋界と角界、棋士と力士、四角い盤面と丸い土俵、一対一の...続きを読む

2009年10月 5日 (月)

「と金ドリーム」が叶う竜王戦は優勝賞金が3900万円

将棋界の最高棋戦である「竜王戦」は高額の賞金で知られる。対局料がもともと高いうえに、決勝トーナメント(11人)に入って勝ち上がるとさらに増額する。そして竜王保持者と挑戦者が争う七番...続きを読む

2009年10月 1日 (木)

竜王戦は秋の将棋界の大イベントだ!

渡辺明竜王に森内俊之九段が挑戦する第22期竜王戦七番勝負が10月中旬から始まる。対局場は第1局が滋賀『比叡山延暦寺』、第3局が京都『東本願寺』と、今期は歴史のある寺院で2局行われる...続きを読む